前橋に移住地を選んだ一つの理由に「北海道に近い」という理由があった。
なぜ?と思うかもしれないが、クルマで3時間ほど走ると新潟港、ここから小樽行きのフェリーに乗れるのである。また茨城県の大洗港へも高速を使うとスムーズに行かれるがここからも苫小牧行きのフェリーがある。東北道から青函フェリーという選択肢もあり、東京からクルマで行くよりもフェリーへのアクセスが良く、しかも渋滞の心配がないから乗り遅れるこ心配もない。
急ぐときは羽田から飛行機だが、あちこち見ながら北海道を楽しむときにはやはりマイカーの方がラクだし何より楽しい。年に何回か北海道を旅する身としては「新潟に近い」は魅力なのだ。
12時に新潟港を出て、翌朝4時半に小樽へ。
快適な船の旅で北海道に上陸、ここまで3時間しか運転していないし、睡眠は船内で十分とれるから疲れなく旅が始まる。
小樽から夜明けの高速で4時間ほどで十勝である。白樺並木や牧場展望台で時間をつぶし、
鹿追町にある「神田日勝記念美術館」へ。NHKドラマ「なつぞら」に登場した神田日勝の「馬」の絵画作品は一躍知名度を上げた。
十勝地区は美術家が多く農民たちの暮らしが多く題材になっている。
北海道の広々とした大地を走ると実に気持ちがいい。ジャガイモに豆類、トウモロコシなどの収穫、そして牧場ではそろそろ冬に備えた牧草の刈り取りと貯蔵の仕事が始まる時期だ。