【西村晃の大繁盛の法則】 企業塾 - 顧客満足度No.1

異文化が交差する

コロナによる規制がようやく解除されて外国人観光客が日本にやってくるようになった。

まだ中国本土からの出国規制があるもののこれから円安の日本を楽しもうという外国人への期待も大きい。

２０１９年に３０００万人を超えた外国人観光客は２０２０年には４０００万人になるという前提で多くのホテルなどが作られていただけに、それが一気にほぼゼロになった衝撃は大きかった。

ところで、日本でおなじみのビジネスホテルという宿泊施設はいわば日本の発明品で、コンパクトでリーズナブルであると外国人の利用者も増えていた。

あるいはモーテルという名前の宿泊施設が日本と海外では意味するものがかなり違うことは知られている。

同様に日本人が理解するターミナルホテルという概念と海外の人が理解するものも相当違うようだ。

日本人は駅などに直結している利便性の高いホテルと理解する人が多いが、海外でターミナルホテルと言えば終末医療施設、すなわち人生の最期を看取ってもらう場所という意味で理解する例が多い。だから外国人観光客はあまりターミナルホテルというところには泊まりたがらないという。

確かにそういう屋号のホテル、日本ではあちこちで見かける。

異国の人と付き合うということは驚きと発見の連続でもある。

当面マスクの国に外国の人たちがどう対応するのか、注目である。