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西村晃の伝言板

2025-02-11

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札幌 雪まつり

羽田空港の新千歳行き搭乗口は他とは少し違った雰囲気だった。外国人が増えているとはいえ搭乗のほとんどが外国人、日本人はよく探さないと見つからないくらいという状況はやはり珍しい。

雪不足で開催が危ぶまれることもあるが今年はまずまず、期間中200万人を優に上回るという地元の予想に向けて順調な滑り出しのようだ。以前は自衛隊などが作る大型雪像が中心だったが、近年は民間の団体が中小の作品を製作したり芸術家がアート作品を展示したりとバラエティに富んだ作品が増えた気がする。

雪像で目立ったのがアニメなどのキャラクターをモデルにした作品だ。大型雪像ほどアニメばかりで私などどういう作品か内容がわからないから戸惑うばかりだが、これが外国人の特に若者には大うけのようで、雪像の前で音楽に合わせて踊っている人もいる。いかに日本のアニメが海外で浸透しているか、まさか雪まつりで確認することになろうとは思わなかった。

総じて大通公園やススキノ会場の見物客の8割以上が外国人。

タクシーの運転手によれば「雪まつりはもはや外国人のためにやっているようなもので日本人は行きませんよ。まあ小さな子どもでもいれば別だけど」。

外国人が一斉に札幌に来るため市内は大騒ぎ。JRの切符売り場は日本人なら交通系ICカードを持っているから券売機での混雑は見かけないが、ここに長蛇の列。買い方がわからない人も多く、列は長くなるばかり。大きなスーツケースを引きずりながら街を歩き回り、飲食店の入口にはスーツケースがズラリ。地元の人は恐れをなすという表現が大げさではない。

そうした中で、雪像を競う国際コンクールは外国人観光客からも人気を集めているようだった。姉妹都市ポートランドやモンゴル、韓国はじめインドネシア、タイ、ハワイなどからも参加し、現地で制作している。開幕に間に合わず、祭りが始まった後もなお製作中というのがほほえましく、見物客から「がんばれ」と声援が飛んでいた。異国の地で寒さに震えながらも真剣にナタやノミで顔など細部を整える姿は国際時代の雪まつりらしい光景に見えた。