3月28日 木
マインツから動き出した船は運河を出てライン河本流の航海を始める。
波もなく揺れは全く感じない。このマンハイムはまだ川の上流部にあることもあり川岸が自然のままのところがほとんどだ。時折工場の積み出し岸壁を見かけ、そこだけは
コンクリートで固めてあるが、それは今のところ一部に限られる。また大河だから川幅が相当に広いと想像していたが、この辺りはせいぜい二百メートルくらいで泳いでも渡れそうな感じだ。市外に出ると、両岸には緑が広がる。自然の雑木林や沼地が続く。ライン中流上流域はラムサール条約登録地も多い。
1630 シュパイヤー入港 散策へ
シュパイヤー大聖堂
赤い砂岩でできた巨大なバシリカ式聖堂である。その正式な名称は「聖マリア・聖ステパノ大聖堂」だがしばしばシュパイアーの皇帝大聖堂とも呼ばれる。世界遺産に登録。
1830 船員紹介 ウェルカムドリンクセレモニー
船長はじめ船の主要メンバーが紹介される。3年間このセレナーデ号は運行できずオランダで眠っていたこと、また昨年はライン川の水位が下がりやはりツアーをキャンセルせざるを得なかったこと、そしてその間この船はウクライナからの避難した人々 の仮の宿であったという話が披露され、ようやく旅行者を迎えることができたスタッフたちの喜びの声に大きな拍手が起きた。
夜 歓迎夕食会
レストランでの夕食会は歓迎のフルコースディナーで2時間、十分に堪能した。旅行中誕生日を迎えた乗客へのバースデーセレモニーもあり、わずか75人の乗船客のためのフレンドリーなもてなしはファンを作ること間違いなしと理解した。
2200就寝