前橋に来て身近な付き合いになったことを喜んでいるのがイチゴの恵みである。
地元の青果店で群馬県の特産「やよいひめ」を買うとワンパックで一が580円、これがやがて280円になる。
あまり県外では知られていないがそのみずみずしさと甘さは、他の産地ブランドに少しも引けを取らない。農家にしてみれば全国的知名度が欲しいだろうが私個人としては地元の人向けのほうが嬉しいくらいだ。11月から6月くらいまでと出回る時期が長いのも産地ならではである。
これだけではない。
最近は小売店で買うのではなく、農家を訪ねて買うほうがもっとおいしいものがあることに気が付いた。
前橋市の郊外にはイチゴ栽培のガラスハウスが並んでいる。農家がいちご狩りもしているのでそのホームページを頼りに行ってみると、朝からクルマが列をなしている。知る人ぞ知るでイチゴを直接買いに来るのだ。もちろん「やよいひめ」もあるが、ここでは市場に出回らない特別なかけ合わせの品種も販売している。
これが、味も濃厚だしとびきり美味い。みなこれを求めてくるのだと納得した。
ワンパックでやや高めと言っても1000円以内。
至福の味を堪能している。
イチゴとの出会いを大切にしたい。
イチゴ一恵。