歴史は繰り返すのか
トルストイの「戦争と平和」、半藤一利の「昭和史」を同時に読んでいる。
「戦争と平和」はナポレオンに攻め込まれたロシアが反撃する話、「昭和史」にはヒトラーに攻め込まれたソ連が逆襲する話や、日本が傀儡国家「満州国」設立以後世界の孤児となり、専制国家同士、ドイツ、イタリアと組んでいく過程の話が中心だ。
今立場は逆転し、ナポレオンやヒトラーの立ち位置にプーチンがいて、かつての日本のように傀儡併合を行って世界の孤児になろうとしている。
プーチンはナポレオンやヒトラーの野望が崩れたことを知らないわけがない。
専制国家同士が連携した日独伊三国同盟を考えると、プーチン、周近平、金正恩の顔がちらつく。
あのときは同盟後、世界大戦へと進んだ。
我々は歴史を繰り返すのか、それとも歴史から学ぶのか。
瀬戸際の日々である。