西村晃の伝言板
2025-06-25
★住みやすいこんな土地へとたどり着き神様のご褒美と思う日々
県庁所在地はすべて、全国の主な市町もほとんど行ったことがある。東京世田谷に生まれ育ち、東北と九州にも転勤で住んだ後、横浜で四半世紀暮らした。
その私が自信を持って言う。暮らすのは前橋がいちばんいい、と。
そんな移住した喜びに満ち溢れているのが今回出版した「短歌で詠むニッポン」だ。全国各地、そして欧米、アフリカと旅して詠んだ歌もある。どこにも感動的な美しさや出会いがあった。
しかし、しかしである。
住むなら前橋がいちばんいい。
便利な高速網、渋滞知らず、十分な駐車場、利根の水、安く新鮮な野菜・くだものに肉、病院・町医者よりどりみどり・・・。
雪は降らず日照量多く、夏暑いと言うがアスファルトジャングルや隣の室外機に悩まされることはなく、密集の東京の方がよほど暑いのだ。
そんな快適ライフで短歌心が目覚めた。赤城、榛名の山が、利根の水流が私を鼓舞してくれた。
はっきり言う。そんな「前橋愛」が私を歌を詠もうと駆り立てた。
一人の知り合いもいなかったコロナ禍の日々、地元上毛新聞への歌壇投稿から私の短歌人生は始まった。
★こっちこいビルの谷間は窮屈だろう山の雲が手招きす
いまは週に半分近くは東京へ、朝の新幹線はほぼ10分間隔、立ったことはない。東京で仕事をしながら通勤可能なのが嬉しい。
★新幹線で一時間灰色の都会から逃げ帰る豊かな暮らし
庭で家庭菜園、日帰り温泉、軽井沢アウトレットまで1時間・・・
★豊作のレモン嬉しやおすそ分け二百個の実がご縁を繋ぐ
5年たち知り合いも増え毎日忙しくも楽しき日々である。