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西村晃の伝言板

2025-03-27

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インド4 ヒンズー教と牛とイスラム教と

インドでは日本のように無宗教ということはありえない。みないずれかの宗教に属していると考えられる。宗教人口比は8割がヒンズー教徒、14%がイスラム教徒、そのほかキリスト教、シーク教、仏教、ジャィナ教などとなっている。このうちヒンズー教は日本の神道に近く生活と身近なところにある存在だと、秋のツアーのガイド役をお願いする予定のラジェーシュ・コーチェル氏は説明する。

一番わかり易いのはヒンズー教における聖なる牛への崇敬である。

なぜ牛なのだろうか?

「牛は母に代り生まれてから乳で私たちを育ててくれた。だから牛を食べることは母を食べることになる。またヒンズー教では三途の川の導き手などとも考えられている」と彼は言う。

イスラム教徒は豚を食べないこともあり、インドで食肉といえば鶏肉と山羊肉が挙げられるが、実質的に菜食主義の国と言ってもいいかもしれない。ちなみに魚は食べられるが、地方などではいまだに冷蔵庫を使わない食生活なので広大なインドで新鮮な魚の調達は限られる。ちなみにケンタッキー・フライド・チキンはチェーン展開しているし、マクドナルドもあるがチキンバーガーやベジタブルサンドが主力商品だ。

たしかに都市部では近代的な生活者も増えているが、広大なインドはほとんどが農村部である。そこでの生活はヒンズー教にのっとり、きわめてつつましやかな暮らしがいまも営まれている。

インドを理解するためには、都市化された先端部分のインドと合わせてこの地方のことも頭に入れておく必要がありそうだ。