西村晃の伝言板
2026-02-15
2026-02-15
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ベトナムにはこれまでも何回か出かけている。一番最後は今から10年ほど前、イオンがハノイに出店することになりその鍬入れ式に岡田卓也名誉会長と一緒に出かけた時だ。
その前20年前30年前にも行ったことがあるが、行く度に街が急速に発展していることを目撃してきた。
最初に出かけたころは、現在のインドの農村部のようにまだ冷蔵庫が十分に普及していなかったので町ではその日に食べる肉や魚を路上で売っているような国だった。
テレビ番組の取材で海底油田の採掘を取材したが、そのことよりも道端で牛乳瓶に入れたガソリンを子どもがバイクに売っていたことに驚いた。
その国が今や急成長、高層ビルが立ち並び、工業団地には日本をはじめ多くの国から企業が進出している。都市部では大規模マンション建設が進み、あちこちでクレーンがうごめいていた。
2025年のベトナムの経済成長率(実質GDP)は 前年比約8.0%増 と高い伸びになり 2024年(約7.1%)からさらに加速した。輸出が堅調で特に対米貿易黒字が過去最高になっている。製造業・建設・サービス業いずれも成長を記録し、輸出や消費・投資が経済全体をけん印した。
ベトナムは 製造業を中心とした輸出依存が高い経済構造で海外企業誘致(FDI)や多国籍企業の生産拠点化が進み、世界的なサプライチェーンでの役割が大きくなっている。EUとの戦略的パートナーシップ強化など貿易・外交面での連携も進展し、外需の安定や輸出機会の拡大に寄与している。
中間所得層が拡大傾向にあり、2026年には人口の約26%に達すると予測されるなど 内需の成長余地も増えている。
ベトナム政府は 2026年のGDP成長率の目標を「10%以上」に設定し、国内の公共投資の強化、ビジネス環境改善、人材育成の推進を通じて成長をさらに加速させる狙いだ。
また「世界的な貿易摩擦や保護主義の強まり」「輸出依存度の高さゆえの外需変動リスク」「インフラ整備、人材育成などの実行力」などが課題と考えられる。
行くたびにたくましさを増すベトナム、人口も1億を超えて日本と並ぶのも時間の問題だ。現在日本で60万人を超える人が働いているが、近年は稼ぐこともさることながら、日本で取得した技術を本国に帰って活かした仕事に就こうという人が増えているのが特徴だという。
親日的な場と波の発展は日本にとっても心強いことである。