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テーマ別企業紹介

シニアレジデンスという提案


グランクレールセンター南

東急不動産

支配人の増村 美史さん

PRビデオを見て驚く。
「駅に近く、新横浜駅から新幹線、駅前からは羽田空港、成田空港へのリムジンバスも出ています。」
新築マンションのPRビデオ、ではない。
有料老人ホームの紹介だ。
ホテルを思わせるロビーのソファで私を迎えてくれた支配人の増村美史さんはこう話す。

「実際ほとんどの入居者の方はよく旅行に出られます。
ふだんも地下鉄で20分ほどの横浜にランチやお買い物に行かれます。
ほら、入居者の方をあまり見かけませんでしょ」
たしかに平日の午後、館内はひっそりと静まり返っている。
124戸のおよそ9割が入居済みというのにロビーに人影はない。

人気の秘密は「旅に便利」

東急不動産が経営する住宅型有料老人ホーム「グランクレール センター南」。
入居している人のほとんどは元気に暮らしている。
平均年齢79歳、下は62歳から上は92歳まで、女性比率は6割を超える。
旅行に美術館めぐりにショッピングと活動的で、そういう人たちだからこそ「交通便利」が「住宅選びの条件」なのだ。
横浜市営地下鉄「センター南」から徒歩3分、8階建て、豪華なロビーやラウンジのほか、ビリヤード室にライブラリー、シアターホール、大浴室など施設も充実。
窓から見える自然豊かな公園、駅周辺にはショッピングセンターに大きな病院と周辺環境も申し分ない。
居室はワンルームから、二人で入居できる2LDKまであり39平米から97平米まで用意されている。
「老人ホームというよりは新しい老後の住み方の提案をしているという意味で『シニアレジデンス』と呼んでいます」
と増村さん。

ホテルを思わせる居室
豪華なロビー

ところでここに入るにはいくらぐらいかかるのか。
「入居される方の年齢で変わります。
終身前払い家賃と言って90歳まで生存されることを前提にそれまでの家賃を想定してお支払いいただく部分があるからです。
仮に78歳の方が46平米のワンルームにお入りになる場合、一括払いの場合は入居時にその終身前払い家賃も含めて約3700万円、これに月々管理費・サービス費が12万円余り、プラス食事代は1日3食1470円ですが、これはお召し上がりいただいた分だけ翌月精算になります」
(増村支配人)

これだけの資金を用意できるお年寄りは相当恵まれた人で、現役時代から相応の収入があったことは想像に難くないが、さらに加えてこれまで住んでいた住宅の売却金、そして伴侶が先だった際に入った生命保険金なども入居時に支払うお金にまわすことができると考えられる。
今後この「シニアレジデンス」の需要は広がると東急不動産は見ている。

「ここは60歳以上で現在は自分で生活できる方を対象にしています。
とはいえ高齢者の方がお住みになるのですから、バリアフリーの施設つくりをしてあるうえ、大浴場に入り一定時間出ていらっしゃらない場合や、自室で長時間水道が使われない場合など管理人室に通報が入り、安全をそれとなく見守るシステムになっています。
また介護が必要になった場合を想定し、グループ内のケアレジデンスという介護付き有料老人ホームの部屋が確保してあり、介護が必要になった際には移り住みを保証しています」
東急不動産シニアライフ事業本部の飯野樹生統括部長はこう話す。

もう一つ私が重要に思っていたことがある。
「やはり人間関係などで気まずくなり転居を希望されるケースもあります。
健康面以外の事情でも、グループ内の別のグランクレールに手数料をお支払いいただいて転居いただくこともできます」
(飯野さん)

これまでの老人ホームとは違う自由な新しい暮らし方の提案だと実感した。

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