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地域医療のリーダーをめざす「天草第一病院」

風光明媚な天草は高齢化先進地ではあるがお年寄りがストレスのない環境で元気に暮らしているのが特徴だ。
その天草で人工透析や、ガンの温熱療法などで地域医療をリードしているのが天草第一病院だ。
全国からこの病院を目指す医師が多いのは、設備はもちろんのこと、地域医療に賭ける病院の基本理念に共鳴するからだ。

天草第一病院

コバルト色の海を彩るイルカの群れ、温暖な地で味わう鮮魚・・。
地元では天草のことを「宝の島」と呼ぶそうだ。
「日本の全人口に占める100歳人口の割合はおよそ0.3%ですが、この地域は0.8%。長生きできるこの地はそれだけストレスが少なく、暮らしやすいという何よりの証明だと思いますよ」
こう語るのは、天草第一病院を経営する医療法人社団永寿会理事長の永野淳二さんだ。

永野さんは今年77才だが、長寿のこの地域ではまだまだ「若者」、急な階段もかなりのスピードで駆けあがる。
病院や介護施設の経営に先頭に立って指示をだす。
東京をはじめ全国への出張へも難なく出かける。
「天草空港まで病院から10分ほど、福岡まで30分あまり、そこから乗り継げば東京に日帰りで出かけて用事をすますことも可能です」
 この永寿会は永野さんが自ら立ちあげ2011年で40周年を迎えた。
「創業当初は小さな診療所から出発しました。その後当時は天草地域になかった、人工透析診療を開始しました。腎不全治療のみならず、様々な合併症治療を行うため、1990年に新生天草第一病院として再出発、98年には、第一透析センターを開設しました」と、沿革を永野さんは説明する。

その第一透析センターに行ってみた。
まるで体育施設のような広く明るい部屋に整然と並ぶ100床もの透析用のベッド、日本でも有数の規模の透析センターがこの天草にあることに驚いた。
人工透析だけではない。
血管造影装置、体外衝撃波結石破砕装置、MRI装置など高度医療機器を次々に導入、大都市の病院にもひけをとらない高水準の医療を実現している。
また2004年にはガン治療の第4の選択肢として注目を集めつつあった温熱療法(ハイパーサーミア)を熊本県内で初めて導入し注目を集めた。
「2008年に医用画像ファイリングシステム、2009年に病院情報システム(電子カルテ)の導入と矢継ぎ早にIT化も図って参りました。地域住民の健康を守る拠点病院として、インフラ整備を進めてきました。全国から優秀な医師を集めてさらに医療サービスの充実を図っていきたいと思います」
永野さんはこう語り、50年、100年先を見据えた病院経営の戦略に意欲を示す。

 こうした天草第一病院の体制をホームページなどで知り、医師からの転職の問い合わせが全国から来るようになった。
高齢社会を先取りする地方都市天草に、地域医療を支えたいという医師の応募が増えてきたという話の裏に、環境整備をはかる努力があることはいうまでもない。

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