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地域密着で顧客満足の高いドラッグストア「サカイヤ」

横浜を中心に店舗展開するドラッグストアチェーン「サカイヤ」は、ハウスカードである「かもめカード」ホルダーを中心に徹底した地域密着経営で成果を上げている。
単なる薬の販売にとどまらず、美と健康を提案する経営を取材した。

サカイヤ

午前10時の開店と同時に、「サカイヤ」の店頭にはお客さんが押し寄せ、レジ前の行列はみるみる長くなってゆく。
「サカイヤ」のハウスカード「かもめカード」のポイント還元セールの日の光景だ。
横浜を中心に地域密着の経営をしてきた「サカイヤ」はこの「かもめカード」による顧客の囲い込みに力を入れてきた。
「POSの導入に合わせてこのカードの普及に力を入れてきました。これまでに累計20万枚を超えるカードを発行、そのうち常時買い物に来てくださるお客様は8万人以上にのぼります。このお客様の購買履歴を把握して、ダイレクトメールをお送りするなど顧客の深耕に努めています」
「サカイヤ」の社長渡辺邦夫さんはこう語る。

「サカイヤ」は、昭和8年の創業だ。
「サカイヤ」という屋号は、もともと「堺屋」という漢字をあて、先祖が大阪の堺市で商売をやっていたことに由来する。
現社長の父親が横浜市金沢区に開業、地域に根ざすために薬店の隣に八百屋や肉屋を誘致して繁盛をもたらしたという。
その後、二代目の現社長が多店化を進めてきた。

サカイヤのモットーは「親切一番・サービス一番」だが、その考えを的確に表しているのが、顧客へのカウンセリングだ。
例えば、化粧品部門では一般のドラッグストアではメーカーから美容部員を招いてメイクイベントをする場合がほとんどだが、「サカイヤ」では、自社社員が、プロのメイクアップアーチストから直接技術や応対を学び、自ら顧客に接している。
この結果,はじめに特定メーカーの化粧品ありき、ではなくメーカー横断で顧客の肌やニーズに合った提案が行えるようになっている。
また、医薬品に関しても大手製薬メーカーの商品知名度だけにたよらず、本当に顧客にあった商品を販売することを心がけている。
「40年前から協励会という薬局の会に入っています。協励会は非常に良質の専用商品を沢山持っていますが、これらの商品は知名度が低く、ただ置いておくだけで売れるという商品ではありません。商品の特徴をつかみ、お客様に本当に良くなって頂きたいとの想いでしっかりカウンセリングする必要があります。そのような想いで、商品を40年かけてコツコツと育ててきました。特に『若甦』という朝鮮人参配合の栄養剤を通して、『自律神経のバランスを取ることで健康になる』ということを社員みんなで学んできました。今「低体温」が非常に注目されていますが、サカイヤでは早くから低体温に着目して勉強を続けてきたのです。店頭で『若甦』のお湯割り試飲販売などを行いながら、冷え・低体温にならない身体作りを提案しています」
副社長の世永有里さんはこう説明する。
さらに調剤の分野では、「サカイヤ」の薬剤師の多くは、調剤とOTC薬販売の両方をこなしている。
顧客の立場から見た場合、医者から処方される薬も、薬局で買った薬も服用するため、医療用医薬品と一般用医薬品の両方の知識が必要になる。
「サカイヤ」ではこの両方の医薬品の総合的なカウンセリングが出来る環境作りを進めている。

いま「サカイヤ」では新しいビジネスに挑戦している。
「カーブス」という女性専用30分フィットネスクラブを、自ら経営するドラッグストアの軒下や近辺に設置して、美と健康をより連動させられるようにした。
さらに身体によい野菜や果物をドラッグストアに来たついでに買ってくださいと、八百屋を店の隣に誘致したり、整体院の経営にも乗り出すなど、地域の人たちがより美しく、より健康になるために、色々な提案を行っている。
「サカイヤに来たら、元気になった!綺麗になった!と言われるような、地域の方々にとって頼もしい相談役になり、地域貢献していきたい」
渡辺社長は、こう話を締めた。

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