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温浴施設から女性ニーズまで快適入浴ライフ提案企業へ「ヘルスカンパニー」

愛知県常滑市にある「ヘルスカンパニー」は、これまでの「ヘルスケミカル」という会社名を変更した。
「ヘルスカンパニー」という企業のもとに、製造部門の「ヘルスケミカル」と販売マーケティング部門の「ヘルスビューティ」に分社化したのだ。
これにより、従来の業務用商材だけではなく、個人の女性客をターゲットにした商品を販売しやすくなり、業績を伸ばしている。

ヘルスカンパニー

「2009年に会社の組織を変えました。これまでの会社はホールディングとなる『ヘルスカンパニー』となり、その下に『ヘルスケミカル』と『ヘルスビューティー』という会社を設立しました。従来の業務用商品はヘルスケミカルが、そして主として企画販売をする会社を『ヘルスビューティー』としました」
こう語るのは社長の松田和也さんだ。

「ヘルスカンパニー」は温浴施設で使用する入浴剤をはじめ、ボディーソープ、洗剤、衛生管理剤などの入浴関連商品を製造してきた企業だ。
健康ランドやスーパー銭湯などの日帰り温浴施設のみならず、フットネスクラブ・ゴルフ場などのスポーツ関連、老人保健施設・デイサービス施設・訪問入浴サービスなどの介護関連、リゾートホテル・温泉旅館などの宿泊関連、洗車やビルメンテナンス関連など多方面に商品を供給している。
自ら買ったわけではないけれど、使ったことはあるという人は相当多いに違いない。
近年では、ただ商品を供給するだけでなく、温浴施設への集客・収益アップのイベント提案などを積極的に行っている。
例えば、コラーゲンの入浴剤を用いたコラーゲン祭り。期間中はコラーゲンドリンクの売上が、平常の7倍になったこともあった。
また「漢方薬湯祭り」は、薬湯の抽出方法や演出まで、施設側がそのまま実践でき、しかもショー効果も抜群。
「さぁーさぁお客さん、本日の薬湯は・・・」といった口上も作って、担当社員がパフォーマンスも演じ、期間中の来客が1割増えるという成果も得た。
こうした成功事例は「繁盛通信」という情報誌を作成して得意先に配っている。
「提供先企業の繁栄あって初めてヘルスカンパニーの売り上げも伸びると考えています。ユニークでキラっとした企業でありたいと思います」と松田さんは語る。

ところで業務用メーカーとして社歴50年の「ヘルスカンパニー」は近年一大変身を期している。
長年培った業務用として磨いてきた技術と品質の商品を、今度は個人の、特に女性に直接販売していけるような会社になろうとしているのだ。
例えば、お湯の肌触り感・しっとり感を高めつつ、リラックス効果を高めるお湯の白濁化技術を用いて開発した「塩ミルクバス」。
しかも塩にこだわり、クリスマス島で採れる塩を配合した。
「女性なら誰しも嬉しくなりそうな"喜び"と、使用したときの肌の"感動"を伴った商品を発売し、ロフトや東急ハンズ、コスメ系のドラッグストアーなどで売る商品群を拡充しています」
松田さんはこう意気込みを語る。
幸先は良い。
シチリア島の塩と爽やかでスッキリした使用感のミントを配合した「塩ミントバス」が、夏場の入浴剤売り場のNo1に輝くなど次々に成果が報告されている。

次なる松田さんの狙いは、地域活性化産品づくりだ。
地域特有の素材や産物を活用して、入浴剤やボディーケア商品を開発製造する試みである。
三重県吉野村の有機栽培ヨモギや温泉水を配合したボディーソープ、愛知県や静岡のお茶を使用した入浴剤、小豆島のオリーブと瀬戸内海塩を配合した瀬戸内オリーブの湯などをすでに手掛けてきた。
また「龍馬ブーム」にあやかり、龍馬夫妻が日本で始めての新婚旅行に行った鹿児島の塩浸し温泉に近い成分の入浴剤も開発し、温浴施設のイベントにも使用されている。
また「ヘルスカンパニー」の生産拠点のある地元愛知県の常滑市では、招き猫の焼物が日本発祥の地とも言われており、金招き・人招きに加え、恋招き・合格招きなど8種のご利益のある猫をモチーフとした産品づくりにも取り組んでいるが、ここでもいまアイデアを形にするべく地域コラボレーションの商品づくりが進んでいる。

「当社のスローガンは『喜びと感動づくり』。商品開発・販売企画だけでなく、生産や出荷にいたるまで、社員全員が"お客様を喜ばせ、感動してもらうこと"を真剣に考え、行動しようとしています。また一方で、社員のための"夢と感動づくり"にも真剣に取り組みたいと思います。具体的には、世界の市場に商品を供給しようということです。当社が得意とする温泉・入浴文化は、日本のお家芸ともいえるものです。"おもてなしの心"と"癒し"を、日本ブランドとして商品化し、海外に普及したいと思います」
次の50年に向けて、松田さんの夢は広がる。

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