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函館の水産と観光の中核、魚長食品を中心とした「マルカツグループ」。東京の中心で函館をPR

東京ミッドタウンで人気の回転ずし店を営む「マルカツグループ」は、函館経済の中核企業だ。
水産卸に小売り、ホテルや土産物など観光全般を手掛けている。
函館浮揚の先頭に立つ企業を紹介する。

魚長食品

函館はいま期待に胸を膨らませている。
2015年に新幹線が開業することで観光活性化がはかられるという期待だ。
北海道の玄関口という函館のキャッチフレーズに輝きがなくなってから久しい。青函連絡船がメインアクセスだった時は文字通りの玄関口だったが、いまや飛行機で札幌、そして最近は動物園人気で旭川を北海道観光の入り口にする人が増えている。道南の函館はむしろ北海道のメイン周遊ルートからはずれる心配がでていた。
なんとかこの新幹線で函館復活を果たしたいと市民は熱い期待を寄せる。
その観光産業で中心にいるのが魚長食品を核とするマルカツグループだ。
マルカツグループは、鮮魚小売が本業の株式会社魚長食品を中心に、鮮魚販売のノウハウを活かした経営を得意とし、食品関連事業、観光関連事業、ホテル経営等幅広く取り組んでいる。
マルカツとは商店の旗印といえる『屋号』、○の中に勝の文字「マルカツ」に由来する名前だ。
グループの中心事業のひとつに鮮魚販売、観光土産食料品販売の「はこだて海鮮市場」がある。北海道産、函館産にこだわった海産物、農産品、加工食品等、銘菓にいたるまでおよそ2000種類の商品が揃っている。店頭には当日入荷した鮮魚やかに等がならび、店内には新鮮な帆立やいけすのカニをすぐに食べられるイートインコーナーもあり、観光客がいつも集まっている。
「はこだて海鮮市場・HAKODATE FACTORY」のロゴが入ったグリーンの買物袋を持った観光客の姿を函館空港やJR函館駅で見かけないことはないといわれるほど、函館での観光土産品販売では不動の地位を確立している。
近年力を入れているのが、回転寿司事業だ。
一般家庭の食卓から魚ばなれが進むなか、もっと魚の味を知って貰いたい、食べてもらいたいという魚の消費拡大を願い開始した。
「回転寿司 函館 まるかつ水産」は鮮魚販売店直営であり、函館魚市場がすぐ近くにあるという利点活かし、鮮度の良い函館の地魚を中心に幅広い種類のネタを提供して地元客のみならず観光客も集めている。
2009年夏、この回転寿司の店を「東京ミッドタウン」に開業した。
初めて函館から飛び出した東京進出の第一弾だった。
この東京進出プロジェクトにおいては「函館と同じ味を東京で」を合言葉に様々な工夫を凝らした。函館で仕入れた魚を即発送、お昼までに東京に届ける他、朝獲りいかを生きたまま輸送、函館山の美味しい地下水をパック詰めし、炊飯用、飲料用に輸送するなど函館と同じ味を東京で再現することを第一に考えた。
函館の魚をより多くの人に知って貰いたい。そして東京で函館の魚は美味しいと知った人たちが直接函館へ足を運んでくれれば函館の観光振興の一助にもなるであろうというのが東京進出の動機だった。
東京店は好調、またインターネット販売でも函館の味を全国に発信している。
新幹線開業をにらみ、函館観光の水先案内人「マルカツグループ」の仕掛けは続く。

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