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テーマ別企業紹介

菓子から神社のお札まで「包むデザインと技術」のトータルプランナー、「いちのせ」

山梨県甲府市にある「いちのせ」は、包装提案会社。
とくに菓子の包装に強い会社だが、菓子にとって包装は売れ行きを直接左右しかねない大切な販売のポイントだけに、メーカーとの二人三脚が欠かせない。
その実績がこの会社の最大の強味である。

いちのせ

主要得意先が、神社から菓子店まで。さあどんな会社か想像つくだろうか?
山梨県甲府市にある、「いちのせ」という、主に紙を使ったパッケージ商品をつくっている会社である。

「神社や寺で、初詣などで買うお札などが入る紙袋は当社の主力商品のひとつなんです。不況だとこういうものの出荷量も減るという影響があるんですよ」と話すのは専務の一瀬浩士さんだ。
「納め先の業種として多いのはやはり食品関係でしょうか。特に贈答やおみやげなどに使われる和洋菓子の包装資材をうちは得意としています。印刷をしない既製品もあつかってはいますが、やはり菓子メーカーからの注文によるオリジナル商品が中心になります。とくにおみやげとなると、見た目が大切ですからパッケージの出来不出来が直接売上げを左右してしまいます。それだけにパッケージの開発は菓子メーカーとよく話し合い、慎重に製作しなければなりません」

「いちのせ」の最近のオリジナル商品のひとつに資材のアソートがある。
いままでは、資材を単品で納品することが多かったが、包装資材の管理をし易くしたいと取引先より相談があり、さまざまな仕入先の単品商品を組み合わせて、顧客が必要とする商品を製造するのである。
具体例としては、菓子メーカーのギフト商品で@紙管、A紙管の中に敷く不織布、 Bしおり、Cリボン、Dサック箱を8個セットにして各店舗に送りすぐに使えるようにした。またクリスマスケーキに備え付けるローソクにナプキン4枚をセットして工場内で箱にすぐに取り付けられるようにするなどの加工をしている。
顧客の注文によく耳を傾け、いかにそれに応える商品を作るか。
「小さなアイデアと技術の積み重ねが大切です。あくまでも中味の商品が主人公ですが、パッケージが名脇役を演じられるかがカギです」
一瀬さんはこう強調した。
甲斐の武田信玄という名将の陰には、山本勘助という参謀がいた。
まさに「いちのせ」は商品を引き立てる脇役として欠かすことのできない存在になれるかが勝負である。

いちのせに関してのお問い合わせ
住所:山梨県甲府市向町395−5
TEL:055−235−7587
FAX:055−235−1172
E-mail:yk-ichinose@mx6.nns.ne.jp