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<ペットエコ>

米山 取締役

「実はここ数年ヒット商品が出ています。それは小鳥なんですよ」
こう話すのは、首都圏を中心にペットの総合専門店を展開する「ペットエコ」の米山由幸取締役だ。

「当社の売り上げを見てもここ数年小鳥の販売が伸びています。
イヌよりもネコ、ネコよりも小鳥のほうが世話が楽だし、マンションなどでの飼育も許容されるということも背景にあります。
動画サイトなどで可愛らしいしぐさを見て買いに来る若者、高齢の親にプレゼントしたいという娘さんなど客層も幅広いのが特徴です」
(米山さん)

小鳥の中でも特に人気が出ているのがインコ類だという。
大型のインコだと30万円以上くらいするが、知能もすぐれ言葉も覚えるなど人気があるという。
インコはキビやヒエなど餌のにおいがすると言われるがそうした雑穀とバニラ味をブレンドした『インコアイス』が百貨店のイベント等で売り出されたり、インコをデザインした雑貨や文具なども若い女性に人気が出るなど『インコ市場』が活性化している。

小鳥関連雑貨も人気

実は生体の販売価格にも特徴がある。
「イヌやネコは生後51日以上で販売を開始しますが、月齢が経つと価格は下がる傾向にあります。
ところが小鳥の場合仕入れてからある程度時間が経つと慣れてきて、手乗りなどができるようになります。
当社では販売価格を上げていきますが、慣れた小鳥ほど人気がでます」
(米山さん)

小鳥は慣れて手乗りするようになると商品価値が上がる


近年ペット業界は高齢者世帯の増加に伴い、右肩上がりの市場で推移してきた。
子育てが終わり生活に余裕のある人が増えたことは追い風だった。
しかし更に高齢時代になると、散歩の必要なイヌが敬遠されたり、飼い主が先に他界した後ペットがかわいそうだと、新たなペットを飼うことを敬遠したりという傾向も出始めている。

高齢化ともに小鳥の売り上げが伸びている

「その点、小鳥は気軽に飼えることと、話しかけることで認知症予防に効果があるなど今後のペット市場で大きな役割を果たすと思います。
保険の整備、また飼い主不在時に利用できる鳥ホテルの展開とともに、当社独自の品質の良い小鳥の生体の新たな取扱い先ルートの開拓を進めています」

米山さんはこう語り、小鳥市場が大きく羽ばたくことに期待を示した。

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