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<アニバーサリー>

山口 美緒さん

東京・渋谷のフラワースタジオ「アニバーサリー」は、企業や個人向けフラワーギフトの製作販売のほか、この時期アレンジメント教室の受講生を対象にしたクリスマス用品作りで活況となる。

ここではクリスマスリースやツリーは主にナマの素材を用いる。
リース作成の間、ずっと樹木の香りが室内に立ち込める。

「麻ひもでモミやヒバを固く縛っていきます。
土台をしっかり作ることが大切。
これが結構難しいんですよ」
こう語るのはフラワーコーディネーターの山口美緒さん。

集中することおよそ2時間。
できた作品を壁にかけ、皆満足そうにカメラを向ける。

「毎年ここでクリスマスリースを作ることが、一年納めの行事になりました。自分の作品を我が家に飾ることは、何よりの達成感があります」
長年レッスンに通う三好むつみさんはこう語りほほ笑む。

三好さんは毎年自作のリースで自宅を飾る

「アニバーサリー」は25年前、カルチャーセンターを卒業した生徒を対象に、さらにレベルアップしたレッスンの場を提供しようと開業した。

「フラワーアレンジメントという言葉が世の中に認められ始めたころでした。以後、ずっと通い続けている人もいます。
受講生は「GS世代」が中心。
子育てや家事から解放され、カルチャーセンターにも出かけガーデニングに夢中なのもこの世代の特徴です」
と山口さん。

バブル崩壊以後、花の業界は消費低迷が続く。
若い年齢層は一回のレッスンに数千円の花代を負担することは難しくなった。
フラワースタジオも新規受講生が少なく、高齢化が進行している。
と山口さん。

教室は「GS世代」女性が中心

「自宅に花を飾るという生活習慣を若い人にどう引き継いでもらうか大きな課題です。
「GS世代」の方々が三世代で過ごすファミリークリスマスに自作のリースやツリーで彩りを添える、そんな幸せをお嫁さんやお孫さんに感じていただきたいと思います」
(山口さん)

6月からプランニングを始め半年がかりのクリスマスシーズンが終わると、アニバーサリーでは干支の正月飾りの製作と続き、怒涛のように年が暮れてゆく。

この時期はクリスマス関連商品つくりに追われる
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