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<やまと石材>

丹田益生社長

新しく墓を作ろうと思うとき、子孫末裔がお参りしやすいところ、と考える人は多いだろう。
そうした墓地霊園の広告も目に付く。
「当社が3年前に造成した『メモリアルパーク天空の杜』」は、東北道浦和ICから3分。
公共交通機関ならバス停から徒歩1分とアクセスの良さを気に入って下さる方が多いです。
760区画で周囲の緑も豊か、人間の還るべき「自然」「宇宙」「魂」をテーマに「最期はここで眠りたい」とお客様に言って頂ける空間造りに力を入れています」
こう語るのは埼玉県越谷市にある「やまと石材」の丹田益生社長だ。

環境とアクセスが霊園販売の条件だという


「首都圏では「GS世代」の墓地需要が増えます。
埼玉県を中心に神奈川県、千葉県などで今後霊園開発を進めていきます」
(丹田さん)

「やまと石材」は創業31年、丹田さんが創業した。
「北海道から上京し、墓地会社で営業をしたところお客様から『親身になって相談に乗ってくれてありがとう』とお礼を言われました。
多くの人にとって墓地購入は一生に一回あるかないかという買い物です。
だからこそ信頼される営業マンかが問われると思いました」

会社の成長は営業力と人間力にある、と丹田さんは強調する。
確かに墓地や墓石は代々に関係するものだから価格が安いといった理由で購入する一般商品とは異なる。
「しかもお客様のほとんどが営業マンより年長だと思います。
テクニックではなく、人間力で勝負するしかないのです」

従来の縦型から近年はデザイン性のある横型の墓が人気という


高度経済成長期に地方から首都圏に出てきた「GS世代」。
田舎の本家の墓ではなく首都圏に新たに墓を求め、ここから子供、そして孫と受け継がれてゆく需要が発生する。
また今後未婚者増加など社会形態の変化で墓に対する考え方も変わってゆく可能性が大きいだけに、この業界も対応に迫られる。
丹田さんが霊園開発に力を入れているのも、墓石だけを売るよりも地域特性など顧客ニーズに合った提案ができること、そして先祖に手を合わせることが子や孫へに対する何よりの情操教育の場を提供できると考えたからだという。
比較的静かに見える業界だが、新たなマーケティング発想の営業が展開されている。

墓参に目立つ三世代家族


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