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旅行会社の福祉参入



<クラブツーリズム>

杉並区役所にも近い青梅街道沿いにデイサービス施設「まごころ倶楽部 阿佐ヶ谷」がある。
2003年に開設し、現在およそ40人のお年寄りが毎日利用する。
およそ100坪の広々とした空間、何より天井が高く開放感がある室内が特徴だ。

「5台の送迎車を用意し、近隣の半径3キロをエリアに皆さんに通ってきていただいています。
ヒノキのお風呂そして自前で料理し毎日変わるメニューの昼食も人気があります」
こう語るのは生活相談員の小澤 梢さんだ。

私が訪ねた日の昼食メニューは鶏の照り焼きで、お年寄りの人気メニューだという。

阿佐ヶ谷のまごころ倶楽部


実は「まごころ倶楽部」を運営しているのは旅行会社クラブツーリズムだ。
送迎用のクルマのボディには旅行パンフレットや広告でおなじみのクラブツーリズムのロゴマークがプリントされている。

まごころ倶楽部は2003年にこの阿佐ヶ谷で開設以来、千歳船橋や練馬北町、三鷹など現在6か所で展開している。

野部長

「ここ10年は、旅行と親和性の高い60〜74歳のシニア人口は増加の一途をたどってきましたが、今後この世代は減少に転じ、2025年にはこの年代の人口は現在の86%(約1,590万人)まで減少します。
「まごころ倶楽部」は後期高齢者の方々が、旅をあきらめないための取り組みのひとつとして誕生しました。
またクラブツーリズムが運営する特色として、介護スタッフが同行する年2回の日帰り旅行や日々の外出プログラムも支持をいただいています」
と野知厚開発部長は語る。
9月には7番目の施設を小平市に開設した。

さまざまなイベントが行われる


「黄金の60代」であった団塊の世代は、シニア向け個人旅行を中心に展開してきたクラブツーリズムにとって大きな市場であったことは言うまでもない。
次の60代の取り込みも急務だが。
いかに70代になっても健康で旅への興味を持ち続けてもらうかも大きなテーマとなる。
クラブツーリズムでは、車いすでも行かれるツアーを作るなど着々と手を打っている。
いかにゴールデンシクスティーズをゴールデンセブンティーズにしてゆくか「黄金の70代戦略」が始まっている。

クラブツーリズムは車椅子での旅行にも力を入れている


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