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高齢時代に挑むカインドウエア



<カインドウエア>

粕淵 博さん

「ロコモティブシンドローム」という言葉をご存じだろうか。
「加齢により骨や関節、筋肉などの運動機能が低下することです。
平均寿命は世界最高水準の日本ですが、男女とも元気に普通の生活ができるという健康寿命はそれよりもおよそ10年短いのが現実です。
それを伸ばすことで医療費を抑え、何より少しでも長くシニアライフを楽しんでいただきたいと思います」

こう語るのはカインドウェア ヘルスケア事業部の粕淵博さんだ。
カインドウェアはもともと略礼服やタキシードで知られるフォーマルウェアのメーカーだが、ステッキやシルバーカーなどの介護用品市場にも進出、売り上げを伸ばしてきた。
近年はそれに加えて介護をする側の人が将来に備えて自らの四肢の衰えを防ぎたいと思うときに必要な商品も販売している。
その代表例がノルディック・ウォークで同社ではポールの販売はもとより正しい歩き方の講習なども行っている。

「ロコモティブシンドローム予防は大きなテーマ、対象は4700万人とも言われています。
ヒザ腰が痛くなり、お医者さんに行くと『健康のために歩きなさい』と言われる。
そんな方でも始める事ができるのが、ノルディック・ウォークです」
(粕淵さん)。

粕淵さん自身、全日本ノルディック・ウォーク連盟の公認指導員資格を取得して全国の商業施設などでデモンストレーションを行うなど普及の先頭に立つ。

「発祥はクロスカントリースキーですが、今ではリハビリテーションの現場でも使われるようになりました。
両手に持ったポールを前足のように使い4足歩行をするため、身体の90パーセントを活用する全身運動になり、両足にかかる負担を軽減するので体感的には楽に感じますが、逆に消費カロリーは1、2割増えるうえ、姿勢も良くなり、歩幅も大きくなります」
(粕淵さん)

私も粕淵さんの指導でやってみたが、なるほど歩きやすい。
ノルディック講習会を始めた自治体も多い。
「ロコモティブシンドローム対策」は成長市場になりつつある。

ポールを持つと歩きやすい
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