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長崎ブームに乗って躍進する地場の美味探求企業「豊味館」

長崎県佐世保から西日本のスーパーなどに「ホルモン」など を供給している「丸協食産」は、ギフト部門を独立させて 「豊味館」という会社をスタートさせた。
人のゲンコツ大の大きくて柔らかい肉の塊が入った 「牛テールカレー」をはじめヒット商品を連発、 「龍馬ブーム」にも乗って売上げを伸ばしている。
日本の西の端にある元気印企業を紹介する。

株式会社豊味館

長崎県佐世保市は日本の西の端に位置する。
長崎空港から東京に行くより上海に行ったほうが近いという立地だ。
その佐世保から全国に向けて食の提案をしている会社がある。
「豊味館」という。
「もともと丸協食産という食肉製造会社があり、おもにギフト提案をする販売会社として豊味館を立ち上げました」

丸協食産会長で豊味館社長の松尾淳一さんはこう説明する。
「私の母は、戦後復興の時期に、防空壕を利用した食品市場を利用して、ホルモンの量り売りをしていました。時折、お店から持ち帰った肉を利用して、6人の子供達においしい料理を作ってくれました。わが社の原点はそのおいしさの記憶の再現でした。35年間、スーパーを中心に、手軽においしい日常食として食べられるホルモン中心の加工販売を行ってきましたが、それをさらに技術力を生かして、グルメに特化したギフト向きの商品を製造して販売専属の事業展開として豊味館を設立したのです」

その豊味館から早速ヒット商品が生まれた。
長崎空港売店や全国の百貨店催事、あるいは通信販売で人気商品になっているのが、「牛テールカレー」だ。
レトルト包装のカレーだが、開封してみると大人の握りこぶし大という、他には例のない大きな肉の塊に驚かされる。
「豊味館は ゛ちょっと贅沢゛ がコンセプトです。インスタント食品という発想ではなく、もらった相手が驚き、感動するような商品を作ろうと考えています。また分厚い角煮をグツグツ煮込んだ角煮カレーもこれまでのレトルト食品にはない高品質、高規格、ボリューム感のある商品に仕立てあげています。他のレトルトカレーと一緒にスーパーの棚に並べるのではなく、あくまでもギフト商品として選んでいただきたいと考えています」
豊味館企画部長の松尾あゆみさんは、こう強調した。

豊味館ではこのほか、薄くスライスした豚肉を幾重にも巻き上げたロールステーキや、スペイン産イベリコ豚の最高ランクと言われるベジョータを日本人好みの味付にアレンジした焼肉セット、月間600羽しか生産されない、長崎県在来種の「つしま地どり」を使用した鍋セットなど、こだわりギフトを次々に開発している。

グループ企業丸協食産も夏はスタミナ食として、また冬はもつ鍋が定着し、ホルモンの売り上げを順調に伸ばしている。

「食肉加工の丸協食産との共同企画で製造が出来る環境が、豊味館の強味です。日常食品を売る丸協食産に対して、豊味館は、ギフトに使っていただけるこだわり食材であるとともに、共働き、核家族、高齢化という時代のニーズにマッチした、美味しくて手早く簡単に食べられる小分けタイプの食肉加工品を今後も企画していきたいと思います。日本の西の端から全国に広めていくことに挑戦します」
松尾あゆみさんの元気な笑顔が印象的だった。

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