「西村晃のマーケティングの達人 大繁盛の法則」企業経営・売上アップのヒントを提供

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名古屋コーチンのトップメーカー

鶏肉生産大手のさんわコーポレーションは、スーパーの鶏肉売り場だけでなく百貨店やギフト市場、さらには親子丼のイートインなど業態の多角化を進めて業績を伸ばしている。
鶏肉の単品経営ながらいかに付加価値提案をしてきたのか。
そのマーケティング戦略を紹介する。

株式会社さんわコーポレーション

東京ミッドタウン。
地下の飲食街でひときわ繁盛している店がある。
親子丼や唐揚げ弁当に焼鳥といった鶏肉料理を専門に販売する「鶏三和」だ。
ランチタイムはもちろん惣菜を買って帰る人も多く、一日コンスタントに稼ぐ坪効率のよい店だ。
ミッドタウン店が好調で同様の店を東京駅前の丸ビルにも出店した。

この店を展開しているのは、名古屋に本拠をおく「さんわグループ」だ。
もともとこの会社は鶏肉を生産しスーパーなどの精肉売り場に卸す仕事が中心であった。しかし利幅をとることが難しく、いかに付加価値をつける販売をするかが長年の課題だった。
まず同じ鶏肉でも名古屋コーチンなどブランド商品の販売に力を入れはじめ、百貨店で独自の店舗名を掲げて販売する方式を拡大させた。
同時に鳥ガラスープなど関連商材の開発にも力を入れて鶏肉と鍋用材料をセットにしたギフト商品の販売を伸ばした。とくに近年はコラーゲン入りスープが人気を集め、ギフト市場への参入は念願の付加価値戦略達成の見通しを確かなものにした。

さらに冒頭に紹介した直営飲食店およびテイクアウト店の展開も付加価値戦略の一環として位置づけられる。
中京地区の長島にあるアウトレットにおけるフードコートの親子丼店をはじめ、東京地区でも入間アウトレットなどで同様の店を展開しているほか、JR三鷹駅改札内には唐揚げ惣菜店も出店した。

スーパーから百貨店、アウトレットに駅ナカ、そして都心型商業施設と時代の変化に併せて販売手法を変えてゆく経営が特徴だ。
大変化の時代に乗り遅れない経営が求められる。

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